自分が葬儀について「1度しか参加したことがない」と言っていたのは、実はウソでした。ゴメンナサイ。

すっかり忘れていました、少し前に参列していたんですよ。

 

ただ、思い出したと言っても本当に触り程度です。

自分は母親に言われた通りの動きをしただけなので、詳しくは覚えていません。

 

5年ほど前の話になりますが

それこそ急ピッチな話だったので、記憶に残らないのは仕方がない。

直面するまでは実感が涌かない

「Jおじさん、亡くなったんだってよ」

 

この言葉を聞いた時は「え?」っと、何か聞き間違えたような気分でした。

何て言うか、夢で聞いた言葉のような感覚がしてしまいます。

 

言葉は聞いたのだけれども、意識できていない。

耳を通り抜けていくような感覚。

 

だってそうでしょう。

1週間ぐらい前は普通に事務所で働いていた姿を見たのに。

事務所の外でタバコを吸っていて、私を見かけると手を振ってくれたのを覚えています。

 

絶対に叔母は冗談を言う人ではないので、理解するまでに時間はかかりません。

「叔父の身に何かがあった」のだと。

 

 

私の方に知らせが行っていなかっただけで

実は5日ほどから前にインフルエンザにかかって入院をしていたそうです。

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インフルエンザは感染症なので「感染力が強いから危ない」というイメージがありましたが

まさかそれが原因で亡くなってしまうものだとは思いませんでした。

 

【日経メディカル】日本の死亡率が低かったのは何故か

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http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/special/pandemic/topics/201007/516141.html

日本のインフルエンザでの死亡率は10万人当たり0.16人。

これはインフルエンザ単体であり、合併症で死亡した場合はその10倍の人数はいると考えられます。

 

祖父の弟なので、そこそこ年齢がいった人ではありましたが

「おじいちゃん」という感じではなかったので、インフルエンザに負けるイメージが沸きません。

白髪交じりの恰幅のいいおじさん。

まさに「課長」といったイメージです。

 

死亡率を見ても、まさか身内がインフルエンザで亡くなってしまうとは思えないじゃないですか。

 

けれども、普段から酒やタバコを好む人だったので

肝臓が弱っている上に、肺炎にかかってしまったのだとか。

 

死因は肺炎らしいです。

インフルエンザの合併症です。

酒とタバコは自己責任なので、仕方がないです。

 

叔父の死を聞いても、参列する日を両親から聞いて、日程を空けるぐらいのことしか意識していませんでした。

(当時は葬儀も通夜も何が違うのか全く分かっていなかった)

 

焼香も直前でやり方を聞くぐらいで、香典も両親が出したと思いますし。

 

何も考えずただこなす、というつもりでしたが…1つだけ懸念があります。

 

叔父の娘達の存在です。

僕が小さい頃によく遊んでくれたお姉さんたち。

亡くなってしまったのはほんの数日前なので、これまた顔が合わせ辛いと思っていました。

 

自分も10年ぶりぐらいでお姉ちゃん達に会うわけなので、少し楽しみであったのですが

流石にこの場は葬儀会場。テンションを上げるなど非常識はなはだしい。

出来るだけしんみりとして、挨拶をして別れてようと思っていました。

 

ところが、意外にも意外。

 

「やあ、なお君だよね?久しぶり!」

 

「わぁ~ビックリ!なお(弟)もこんなに大きくなっている!」

 

メチャクチャ高いテンションで出迎えてくれます。

思ったよりショックを受けていなかったのかな?

 

元々叔母さんが大人しい人なのに、更にしんみりしているのを見ていたから

お姉ちゃん達も大変な状態だと思っていたので、少し安心です。

 

ちょっとお話をした後、親族に挨拶をして焼香に向かいました。

 

 

が…

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やっぱり亡くなってしまったのは肉親。

お経を読んでいる時は、お姉ちゃん二人とも涙ボロボロです。

その姿を見て、何だか自分も悲しくなってきてしまう。

 

(あ~、そういえば芸人をやっていたから、テンションが高いフリはお手の物だったんだろうなぁ)

 

なんて思いながら、お姉ちゃん二人の姿と叔父の遺影を見るたびに

少しずつ、悲しい気持ちになってきてしまう。

 

 

実際に叔父と関わることは少なかったです。

よく実家に顔を出していたので、挨拶をする程度でした。

よく関わりがあったのは、お姉ちゃんと叔母の方です。

 

それでもちょっとしたことを思い出したりして…

 

 

小学生の頃に叔父の家へ遊びに行ったら

ずっとゲームボーイでワリオランドをやっていて(外泊は思う存分ゲームを出来るチャンスだった)

 

「いい天気だから外で遊びなさい」

と怒られたりして。

 

その翌日はテレビで「超兄貴」がやっていたなぁ。

とか。

 

どうでもいいことを思い出して、なんだかそれでも悲しくなって自分も泣いてしまったのです。

何で泣いたかはよくわかりません。

ただただ、ちょっとした出来事を思い出して今の叔父の姿を見ていると

無性に悲しくなってしまったのです。

 

おかしな話ですよね。

毎日顔を合わせていた祖母の葬儀では何も感じなかったのに

たまにしか会わない叔父の葬儀で涙してしまうのは。

 

どれだけ「いい葬儀で送ってあげたい」かは、自分の関わっていた人との関係性で全く変わってしまうと思います。

自分は祖母に対しての葬儀に何も感じませんでしたが

叔父の葬儀であれば、しっかりとした葬儀で送りたいとも思うでしょう。

祖母に遊んでもらった記憶とか残っていれば、祖母が亡くなった時の気持ちもまた違ったのでしょう。

遊んでもらったと思いますけど、自分が介護の手伝いをした記憶ばかりが残っていますから。

 

私は思ったよりも、心が冷たい人間ではなかったみたいですね。

 

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