最近、祖父が落ち着いてきたようで一安心。

やはり、寝不足が一番おかしくなってしまうみたいですね。

 

今朝も外へ出て行ってしまったらしいですが、一応声をかけてから出ようと思っていたみたいなのでまだ良い方。

下の事務所の社長さんが知らせてくれました。

呂律が回らない時は危険信号

祖父の妄想が激しくなってしまう時は、いつもに比べて露骨に「呂律」が悪くなってしまいます。

今日も話した感じ「呂律」が悪く成り気味。

仕事前にコーヒーを飲もうとしたら、祖父がウロウロし出します。

何かしらまた暴走しないか少し心配。

 

 

私がやかんでお湯を沸かしていると、祖父がキッチンまわりを物色し始めていました。

冷蔵庫を物色するのよくありますが、キッチンまわりは初めて見る。

どうやら、コーヒーメーカーの横にあるフィルターを覗いているようだ。

特に悪いことはしていないようだったので、放置。

しばらくすると

 

「なお…、これはなんだ?」

 

 

「それはコーヒーを作るヤツですよ」

 

 

「ほうか。俺は今何を入れた?」

 

 

「えっと…お湯ですね」

 

 

「お前のそれはなんだ?」

 

 

「これはコーヒーです」

 

 

「ほうか…。俺にもくれんか?」

 

 

何気に少し困ってしまった。

実は、祖父が持っているお湯は「私が沸かしている途中のお湯を勝手に持っていってしまったもの」なので、お湯にほとんど余りがない。

むしろ、やかんの中のお湯が少なくて自分のコーヒーが思った量作れずに困ってしまったぐらいだ。

 

 

かといってあげないというのも可愛そうなので、コップに入っているお湯を使ってみることにしてみた。

あ、私はコーヒーメーカーを使うのが面倒でドリップコーヒーを飲んでいます

コップを触った感じ、ちょっとぬるいかも?

周りにちょうど良いコップがなかったので(入れ替えるのが面倒だったので)、ドリップコーヒーを袋のままコップに突っ込んでみる

ティーバックを入れる感覚で、ドリップコーヒーの袋を突っ込んでみる。

 

 

 

 

 

 

全然色が変わっていかない。

 

 

1分ぐらい放置してみた。

 

 

 

 

 

 

色は…少し出た感じ。

気持ち振ってみた。

 

 

 

 

あまり変わらず。

自分のコーヒーに比べると明らかに色が薄い

 

 

が、もう一度お湯を沸かしてコーヒーを作ってあげる時間が私にはない。

仕方ないが、このコーヒーもどきを渡してしまおう。

 

 

「おじいちゃん、はいどうぞ」

 

 

「ほうか…ありがとう」

 

 

「ありがとう」はまだ言えるのか。

久しぶりに聞いた気がする。

呂律は回ってないものの、今日は意外と頭が回っている?

 

コーヒーはちょっとヒドかったかな?

でも濃いの飲ませて眠れなくなっちゃうと困るからね。

いつもこれぐらい会話になるんだったらいいんだけどなぁ。

言葉が通じないのは祖父ばかりではなくなってしまった

祖父よりも最近心配なのが、叔母の方。

認知症が進んでしまった疑惑の叔母でしたが

普段通りの生活ができているものの、喋っていても何一つ通じないことが多くなってきました。

極端なダイエットで認知症が進んでしまったかもしれない

「あれ」「これ」と言った代名詞を使いがちなのは昔からなのですが

本人が途中で説明を諦めてしまうので、何を話しているのかわかりません。

 

 

 

「お前が送っているあれさ…、薄いのあるじゃない。持っていかれてお金になるの?あれだけ買っているの?」

 

 

??

何を指しているかわかれば、大体の予想が付くのだけれども

なんのことやら。

 

 

「えっと、どれの事ですか?」

 

 

「この前、下に持ってかれたあれ」

 

 

持ってかれた?

古紙回収の段ボール??

わからん。

 

 

「いや、何を言っているかよくわからないんですけど」

 

 

「そっか…」

 

 

ここで説明を諦めてしまった叔母。

シュン…とされて「言い方キツかったかな…」と思ってしまいましたけれども

本人が途中であきらめてしまうので、私としても聞きようがありません。

 

 

この状態で驚きなのが、叔母がまだ働いているということなんですよね。

 

 

部屋を借りている社長さんが「うちの叔母を雇う事」を条件に借りたらしいのですが

社長さんもまさか叔母の症状がここまで悪化するとは思いませんでしょうに。

叔父がインフルエンザで亡くなった時期だから、5年以上前だからなぁ。

人は実感が涌くまで泣くことはできないんだなぁ、と

 

部屋を貸している手前

 

「ちょっと給料が下がってもいいから、このまま働かせてもらいましょうよ」

 

 

「そうだね。昔からの知り合いも近くに多いから、その対応と雑務とか。」

 

 

と家族は話していましたけど…

 

 

いやいや。

人を雇っている身からすると、あり得ないっすよ。

客観的に考えてみると。

 

 

だって「雑務」といっても、掃除や書類の整理だけですよ?

「実務」は何1つできないって、アルバイトよりもすることがない。

 

 

「仕事にならないレベル」であれば、流石に断れると思うんですけどね。

 

 

うちの祖父がこの業界の会長をやっていて、今いる社長さんの父親と仲が良かったものだから

社長さんは何一つ強く言えないのです。

 

 

その分、借りた時の家賃が安かったのでしょうが

人件費を考えると大幅に赤字でしょう。

 

現実的な話、将来要介護が二人になってしまうのですごく心配です。

うちの両親も、いつ認知症になってしまうかわからないですし。

何度も言うけど介護は色々覚悟しておいた方がいい

今のご時世、老人ホームに入れる(入れられる)と思わない方がいい。

老人ホームに払うお金がないとか、そういった話ではない。

 

単純に空き部屋がないからだ。

 

うちの区では、完全に順番待ち。

うちの祖母が老人ホームに入らなかったのも、部屋がなかったからかもしれない。

確実に要介護5はありました。

 

 

・ベッドから起き上がれない

・歩けない

・自分ではご飯を食べようとしない

・自分で立とうとしない

 

 

母親は

「大きな赤ちゃんと思って世話しないと」

と言っていましたが、当時は冗談ではなかった。

 

部活から帰ってくると、部屋から変なにおいがして祖母が机の前で母親に支えられている。

 

 

「なおくん、ちょうどいいところに来た。手伝って!」

 

 

冗談じゃない。

疲れているばかりかこれから塾へ行かなきゃならないのに、何故俺がお尻を拭かなきゃならんのだ。

 

 

動けないだけならまだしも、認知症で意思疎通が全くできないため

いくら介護したところで、感謝もされずただただ嫌な時間を過ごすだけです。

この苦労がわからない親戚が葬式でワンワン泣いて、介護をした家族だけがシーンとしているのですよ。

自分が介護をしていた場合、快く葬式を行えるのかどうか

 

実際、介護し続けて普通の感情で接せる人は皆無だと思います。

昔は、聖人君主みたいな人が一部には居るんだなぁ…と思っていましたが、決してそんなことはなかった。

「我慢する」「考えないようにしていた」だけです。

 

 

おばあちゃんの事をすごい気にかけている友人がいたのですが、話を聞いてみたら「やっぱりか…」という感じ。

 

 

「いまこんな感じで大変なんだよねぇ」

 

 

「うん、そういう場合は工夫しないとダメだよ。。ブザーを付けるとか。みんな楽になれるようにしないと大変。家族みんなが気が張って家の中がそれどころじゃなくなってしまうよ?」

 

 

「あ、Sのおばあちゃんも認知症だったんだ」

 

 

「うん、うちのおばあちゃんは『タイムトラベラー』ということにしていたから。叫んだり暴れたり大変だったんだから笑」

 

 

マジかぁ。

おばあちゃんっ子だったし、家族に対して心が広い人だから介護ができていたと思っていたんだけれども。

 

更に話を聞くと、自分のことが孫と認識されていなかったらしいからね。

それでもおばあちゃんと普通に接せるのはすごいと思うよ。

老人ホームに入るための条件も厳しい

少し話がズレてしまいましたが、老人ホームの話に戻りましょう。

老人ホームは、順番待ちのところが多いです。

これは、入居希望者が多すぎて入れないわけではないのです。

老人ホームが少なくて入れないのです。

 

 

入りたくても、部屋に空きがありません。

老人ホームの宣伝では元気なおじいちゃん、おばあちゃんが幸せそうに暮らしているものがありますが

そもそも見た目から元気そうなおじいちゃんおばあちゃんが老人ホームに入るものなのか?

 

私は会社のイメージ戦略だと思っています。

 

 

要介護の基準は、昔画像を貼りましたが

だいたい、このような感じになります。

だいたいというのは、場所によって要介護の認定が変わってしまうからです。

同時に、入居できる要介護の数字も変わってきます

 

 

 

よく話として出されるのが、特別養護老人ホームに入るための基準が3以上であること。

誰もが比較的安い特別養護老人ホームに入ってもらいたいと思っている。

そこに入るためには、絶対に要介護3以上でなければならないのだ。

 

老人ホームによって、入居条件の要介護数値が変わってきます。

うちの祖父であっても要介護2しかないという現実。

要介護2で入れるところはまずない。

 

 

CMで見るような、元気なおじいちゃんおばあちゃんが入れる場所ではないのです。

 

 

 

ネットを調べると「要介護1や2でも特別な理由があれば老人ホームに入れる」と書いてあったりしますが

その特別な理由と判断するのはケアマネージャーが考えること。

我々が「特別な理由」に該当すると思っていても、そう取ってもらえるとは限りません。

 

 

ましてや、老人ホームの部屋の数は足りていないこのご時世。

「特別な理由」は、相当な理由がなければ該当しないのです。

 

 

母の親戚に、旦那さんが要介護1で、認知症の奥さんが要介護1の夫婦がいました。

奥さんは要介護1でしたが、旦那さんが奥さんの世話をするのは限りなく難しい状態です。

旦那さんは世話ができるほど、満足な体をしていませんでした。

 

 

これを理解してくれたケアマネージャーは、本来奥さんの要介護は1でしたが、要介護3とみなしてもらえて

奥さんは老人ホームに入ることができたのだそうです。

(「特別な理由」としてではなく、要介護の数値を見直してもらえた例です)

 

 

それほどの理由がなければ、基本的に要介護3はないと老人ホームに入れません。

老人ホームで健やかに暮らすのは夢のまた夢である

認知症になってしまうと、更に大変。

実際に介護してみればわかりますが、認知症であれば要介護の数字が低くても世話をかけまくる

 

認知症は体よりも頭の方がダメになってしまうので、体が元気で暴れまわってしまう人が沢山います。

なまじ元気なだけ、要介護の数字が低くても世話が大変になってしまう。

 

 

よく「子供に迷惑をかけたくないから老人ホームに入るためにお金を貯めている」という親がいますが

すんなり老人ホームに入れるとは思わない方がいいです。

子供に散々迷惑をかけて、やっと老人ホームに入れるものなのです。

 

 

恐らく、皆さんが想像している老人ホームでの生活は「金持ち向けに作られたハイクラスの老人ホーム」の内容。

社会福祉として入れる施設ではなく「老後の世話をしてもらえる住居」といったもの。

ちょっとやそっとお金を貯めただけでは、「子供に迷惑をかけないで老人ホームに入る」事はできません。

 

普通の人が入ろうとする老人ホームであっても、比較的健康な時に入ることはできず、入れたところで家族に負担をかけるほどの費用が掛かってしまいます。

 

実際に老人ホームに家族の人が入れたいと思っていても、金銭的に余裕がないことから

お金がかからない自宅で世話をすることを選ぶ家庭はいくらでもある。

 

 

老人ホームは入っても地獄。

 

介護施設は人手不足で、仕事内容的にストレスが溜まりやすい。

「まさか自分は…」と思っていても、虐待されてしまう可能性は十分にある。

 

「子供に迷惑をかけたくない」と思うのなら、スズメの涙のお金を貯めるよりも普段から自分の体調に気を使ってください。

 

毎晩飲んできて遊んでばかりで運動もせず好き嫌いばかり言っていては、将来間違いなく子供に多大な迷惑をかけてしまいます。

 

お金で解決をしたいのなら毎月50万円以上老人ホームに払えるぐらいの貯蓄をしておかないと意味がない。

普通の老人ホームに入れる程度の金額では、絶対子供に迷惑がかかります。

 

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