あけましておめでとうございます!

 

 

って、もう言った気がするような。

正月は祖父が大変な状況でした。安倍晋三を嫌いすぎる。

そして、何かとタイミングが悪い。

 

 

祖父がまた寝不足で、「頭が混乱している」状態になってしまったんですよねぇ。

 

 

「寝ないだけでそこまで変わるのか?」

 

 

と思うかもしれませんが…というか私も謎でしたが

本当にチンプンカンプンな事ばかり言ってきます。

 

過去に

 

「さっき小さな子供が悲しそうな目で見ていなかったか?」

 

とか

 

「さっき航空会社の社長から電話が来て、お前を入れてやろう」

 

という妄想と現実の区別ができない状況にドン引きしたことがありましたけれども

今と比べればあの時の方が随分マシ。

 

 

だって現在、何を喋っているのか一切わからないのですもの。

 

 

これは母親から聞いた話なんですけど

 

 

「警察に俺の土地を取られてたから今から文句を言いに行く。」

 

 

「弁護士をたてて訴える。」

 

 

という被害妄想があるのは当たり前。

 

 

「アメリカの大統領と2歳の天皇が結婚した。これはめでたい」

 

 

という、普通に考えてありえない発言をするばかりか

どうやら母を「お手伝いさん」として話していた節がある。

 

 

「未亡人に結婚を迫られて困っている」

 

 

という話をしたと思えば

 

 

母親に

 

 

「あんたは結婚しているのか?」

 

 

と聞いて

 

 

「実は縁談の話があるんだが」

 

 

と言ってくる。

「実は」って祖父はよく使いますね。何か傾向がありそうです。

 

 

 

この話を聞いて

 

 

(うわぁ…、この状況はヤバイ奴だ)

 

 

と思ったらまさにその通り。

一生政治についての文句を聞かされ続けられ、なぜか私は「田舎の家に来ている」という設定になっており

 

 

「お前は今日ここに泊まるのか?俺はさっき上で寝ようとしたら寝床がなかったからこの前家を10件ほど建てたとこころに行こうと思っているんだ」

 

 

という、返事をするのにも困る内容で話しかけてきます。

寝れば治るかと思ったんですけど、3日前からこの状況なんですよね。

 

 

なまじ、昔政治家と交流があったため

テレビのニュースを見ては、何かと「日本の政治」について講釈を始めてしまう。

いやいや、そこは私に話したところでどうにもならんでしょうに。

 

「勲五等」をもらったことを、何よりも自慢にしていました。

 

これは本当ですよ。

家にもその時の写真が飾ってあるので。

 

 

好きで政治関係のニュースを見るので

 

 

「最近の大統領、あれはダメだ」

 

「安倍晋三、あいつはダメな奴だった」

 

「天皇陛下は…」

 

 

今月だけで何度聞いたことか。

 

 

「自分の発言には力がある」と根拠のない自信を持っているのが手を付けられない。

 

確かに昔は力があった「かも」しれませんが、今の祖父には交流がありませんし

何よりも「昔世話をしてやった」という人達もいい年齢です。

 

 

多分、私が祖父を好きになれないのはこの性格が原因だと思うんだよなぁ。

上から目線だし、自己中心的だし。

 

 

 

ちなみに、土曜日に区から介護の人が祖父の状況を聞きに来たんですけど

母親が「あの人は質問が悪い」と文句を言っていました。

前の人は、もっと色々な質問をしてきたのだと。

 

 

現状、かなり錯乱している祖父の状態でさえ、一定の質問に答えることはできてしまいます。

 

 

「ご飯は食べていますか?」

 

 

という質問が来れば「食べている」という返答ぐらいはできてしまう。

「自分の状況を説明させる質問」をするべき。

 

 

実際にお風呂は一人では入れないし、外に出歩くときも誰かが付いていないとムリです。

徒歩3分のバス停でさえ行くのが困難ですから。

 

 

区の人が来た時は何故か大人しくしているので

いつも通り「政治の話」を始めればちょっとヤバイ感じが出たと思うんだけれども。

 

 

ただ、介護の人が思っていたよりも状態が悪いと判断したようで

 

 

「今は要介護1ですけど、2に上がると思います。」

 

 

と言って帰っていったそうです。

思った以上に悪かったわけだ。

 

自分としては結構大変な状況なんですけど、これでも要介護2レベルなんですね。

 

拾ってきた基準です。

必要な介護時間で詳しく分けられていたりもするけれども、大体こんな感じ。

 

中学生の頃祖母のおしめの替えを手伝いましたけれど、これが要介護3。

「やりたくない」という点を除けば、大人しかった分今の祖父よりも楽でした。

 

 

何かと理由をつけて外に出たがるんですよ。

これは誰もが共通なのか?

 

 

「頼んでいたあれなんだが…やっぱり俺が行くようにする」

 

 

「早いところ話をつけないといけないことがあって」

 

 

はい、そんなものありません。

 

 

認知症が進むと「自分に自信がある人」ほど対応が難しくなってしまいます。

自分はまだ何でもできると思っている。

今だってうまく歩けないのに、一人で行けると思ってしまっている。

 

 

ただでさえ話を聞き入れずらい状態なうえ、本人の性格上意地でも自分が正しいと主張するのがキツイ。

いくら外面がよくても、症状が進むにつれて素の性格が出てきてしまうから

その人が聖人君主でもない限り介護は大変なんですよ。

 

 

 

ほんの30分前の父と祖父の会話がこんな感じ。

 

 

「おじいちゃん、お前って呼び方はないでしょ。息子だよ?」

 

 

「そうか、息子か。お前に言っておかなきゃいけないことがあるんだが…向こうに家を10件建てたのがあるだろう」

 

 

「あー、うんうん。向こうね」

 

 

「材料が足りなければ山を買ってあるから山の材木をいくらも使える」

 

 

「…」

 

 

「そういえばこの前頼んでいたあれだけどな、俺一人で行くからいいよ」

 

 

「おじいちゃん、今一人で歩ける状態じゃないでしょ!足フラフラだよ。階段だっていつもママが付いているんだから!」

 

 

「ほうじゃママに頼んでくれ」

 

 

「外を見て!雨がすごく降るんだよ!こんな寒いと凍えるよ!ほら、奥の部屋暖房つけっぱなしでドアが開いているから戻ろう」

 

 

イッツノンフィクション。

 

 

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