「昼か夜かわからない」

ことって本当にあると思いますか?

時計を見て窓を開ければ、昼か夜かぐらいわかると思うでしょう。

 

しかし認知症になってしまうと「わからない」のです。

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前回、認知症の人は精神病を患っている状態だと思った方がいいという話をした時に

クリニックの先生が書いてあるブログを参考に出しましたが

輝城会 沼田クリニック

http://kijoukai-gr.jp/nc/gairai/kotsu.html

認知症の介護は人によって対処法が全然違う

 

こちらに書いてある通り、とにかく「理解能力」が極端に低くなってしまいます。

女の子は理屈ではなく感情で話す…というたとえ話がありますが

これはまだ「共感」出来る状態なので、納得させることが可能なんですよ。

認知症になってしまうと、「理解」することは不可能であり「納得」させることも困難です。

 

最近では、しきりに生まれの金沢へ帰りたがっていて

 

「ここは俺の家じゃない。東京に出てきた記憶がないんだ」

 

と、金沢へ帰ると言い出しています。

それでも、孫の私についてはまだ分かるみたいです。

 

当祖父が東京に出てきて姉弟に住む家を与えてあげたことや

未だに叔母が家に住んでいるという話をしたところで、当然本人は納得できず。

いくら説明しても、最終的に「お邪魔しました」と言って出て行こうとしてしまいました。

 

それを母が「もう夜遅いので、泊まっていったらどうですか?」

と諭すのです。

もうね、理屈じゃ絶対に納得してもらえないので。

これが正しい対処法なのだとか。

 

多い日時はこのやり取りを3,4日続けて行われるので

見ているだけでも精神的に疲れてしまうよ(´・ω・`)

 

これだけならまだしも、聞いてて悲しくなるのが

「東京から金沢に行く抜け道があるから、ここからはそんな遠くない」

 

と言っていたこと。

ワープホールとやらがあるそうです。

私も散々「ここから金沢は遠いよ」ということを伝えようとしましたが、全くもってダメでした。

 

父は毎晩同じように

「この前金沢に行った時に、東京へ行く近道を一緒に探したでしょ。でも、なかったよね」

と言って、何とか理解してもらおうとしていましたが、これもまたムリ。

結局、母のように「別の理由を付けて納得してもらう」ことしかできないんですよね。

ボケ老人のネタでよくあるが、笑い事ではない

「ご飯は食べたのかな?」

という発言は、は笑い事じゃないんですよ。

流せないんですよ。

本人は「食べていない」と思っているので、何かと食べ物を物色しだします。

 

高齢になってくると、何かと病気にかかってしまうもの。

うちの祖父は糖尿病持ち

 

出来るだけ糖質を取らせてはいけないのに

勝手に冷蔵庫を開けて食べたり、止めると逆に怒り出す始末です。

糖尿病の話をしても、一切耳に入りません。

 

止める方法としては

「そのご飯は明日のお昼で使うものだと思うので…」

 

 

「これは弟が後で食べようと思って買っておいたものですよ」

 

という「他の人の物」であることを伝えることだけでした。

それも長くは続かず、次第にその話さえ聞かなくなってきてしまったのです。

 

この状態になると、止めようとすれば段々と表情が険しくなり

 

「俺は一日中寝ているから、1日1食しか食べていないんだよ」

 

と、どなり出してしまいます。

もちろん、朝、昼、晩と食べています

 

本人は「食べてない」と思ってしまうので、「何を言っても無駄」です。

こうなると止められません。

まだ普通の物を食べるだけいい方であって

この前は洗顔クリームをお皿に「ブチューっ」と出して、舐めようとしていました。

 

「じいちゃん、それは洗顔料だよ!」

 

「おお…、そうか」

 

流石に食べ物じゃないことはわかってもらえましたが

もしこれも止められなくなってしまうと…どうしたものか(´Д`)

 

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